エレワのお庭

Perfumeにはまった、とあるP.T.A.の備忘録です。

Pの悲劇(後編)

P.T.A.検定は制限時間三十分の間に、五十問の三択問題に解答する仕様でした。

前もって定められた時間帯に検定サイトにアクセス。

そこから泣いても笑っても三十分の勝負がスタートです。

 

途中、「えー!? 知らん! わからん!」「黄色いコート?  見た記憶はあるが、誰だったっけ?」「曲中いくつキックしてたかなんて数えてるかーい!!」などと、一人PCの前で大騒ぎしながら戦いました。

P.T.A.だったら、まずナチュラルにわかるだろうという問題から、ちょっと調べたり確認しておかなければすぐにはわからない問題、さらにはラジオや雑誌に目を通しておかなければ絶対にわからない問題など、年代もバラバラな設問が五十問。

試験中の自分の体感的には、六割がたはできたかなという感じでした。

もっとわけわからん状態で絶望に打ちひしがれる自分を想像していたので、自分的には「なんだ、結構わかるじゃん!」といったポジティブな心理状態。

もちろん、六割がたの正答でライブ参加が認められるほど甘い世界でないことは百も承知です。でも、これだけわかれば一Perfumeファンとして単純に嬉しいし、あわよくば奇跡が起きるかも?! としばしの夢を見ることくらいはできます。

 

そんなわけで五十問解き終わった私は、わりと満足。制限時間まで、まだ少しあったので、間違えた気がしていたいくつか前の問題を訂正しに戻り、「よし、これで良いでしょう」と見直しがてらラストの問題まで進んでいった――そのとき。

"悲劇"は起こったのです。

 

 

ERROR―――――――ッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!

 

 

もう目が点です。

いきなりエラーページに切り替わってしまったんですから。

はっきり言って制限時間も、もういっぱいいっぱいのところでしたから、こんなところでエラーが出られたらやり直す時間なんてありません。

もう真っ青。頭は真っ白。

パニクりながらもトップページに戻るボタンがあったので、とりあえず戻ってみました。すると、検定を始めた時のページに戻りました。検定のファイルが置かれているページです。ファイルをよく見ると、検定前と同じ『未実施』の文字。

一縷の望みを抱いていましたが、やはり私の解答は消えてしまったようです。

「必死に戦った三十分を返せー! バカヤローッ!」

思いっきり悪態をつきたいところでしたが、それどころではなく。

ファイルをクリックしてみると、なんとまた一から検定の問題が出現したのです。

「えっっ?! なに? なにこれ? …もう一回やって良いの?!」

表示されている制限時間を見ると、三十分に巻き戻っています。

もう良いんだかなんだかわけがわかりませんが、とにかくやれるだけのことをやるしかないので、必死の思いでまた一問目から答えていきました。

問題は一回目と同じ問題が多かったですが、順序は不同で、初めましての問題もありました。

そして、二度目のチャレンジが半ばまでさしかがった頃でしょうか。

二度目の"悲劇"が起こります。

 

強制終了――――――ッッッッッ!!!!!!!!!!!!

 

いえ、私のPCが強制終了したわけではありません。

検定試験のページが強制終了されたのです。

設問のページが突然消え、トップページに戻されました。さらに悲劇的なことには、そこに先ほどは残っていた検定問題のファイルがなかったのです。

今度こそ完全終了

 

しばしの茫然自失…。

それから何がまずかったのだろうと考えてみるに、…よくわかりません。

問題を訂正しに行ったり来たりしたのがエラーの元なのかとも思いますが、もちろん検定のページで注意されていたようにブラウザの『戻る』で戻っていたわけではないですし(これを使用するとエラーが出る可能性があると注意喚起されていた)…。

わからないことを考えていても仕方がないので、とりあえずP.T.A.に問い合わせて、自分が検定を受けたことになっているのかどうかの確認をしてもらいました。もしかしたら二度目の半分方解いたものは送信されていないのかと思って…。

返信は思いのほか早く、二日後には頂きました。(P.T.A.スタッフさん、ありがとうございます)

しかし、案の定、そんな都合のいい話はあるはずもなく、私が検定を受けた記録はなし。

こうして今回の私のP.T.A.検定は『未実施』という結果に終わったのでした。

合掌――。